2013/03/27 [ Tourbillon ]
Toutbillon Chronometer Escapement(トゥールビヨン クロノメーター脱進機)
特注品のピボテットデテント トゥールビヨン。 製作に要した時間は2,000時間。
1994年に製作したトゥールビヨン懐中時計が設計のヒントになりました。
内外の仕上げも現行品では群を抜いていて、スティールパーツの鏡面仕上げは完璧です。
デテント脱進機の弱点を修正したクロノメーター脱進機。 例えば、レバーを短く、フラット形状のロッキングストーンに変更してピボテット軸に極力近づける構造になっています。スイスレバー式並みの耐衝撃性があるようです。
振り切りを解消するため、振り角は270°(巻き上げ時280°〜300°)に留めています。
また、ダブルゴールド製のケージの軽量化と高視認性に努めています。
テンワ直径13.40mm、振動数は毎時18,000振動、17石、パワーリザーブは約40時間。